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アウトレイジ

北野武監督最新作『アウトレイジ』を観てきました。
う~ん、評価が難しいなぁ……。
十分に楽しむことは出来ましたが。

少なくとも『その男凶暴につき』から連なる一連のバイオレンス映画の系譜からは
ズレた作品です。
振り子は『BROTHER』や『座頭市』のエンターテイメント方面に振られたのだと思います。
監督御本人も「芸術的な作品に方向性がいってたから今回は暴力映画を撮りたくて……」
と仰ってましたし。

前評判通り「痛い」シーンは確かに多いのですが、
静かで緊張感のある北野映画の「痛さ」とは明らかに異なるものです。
観客を楽しませるためのホラー映画のような演出になっています。
もちろん、それらは北野監督の意図するところでしょうし、
「痛さ」の後に来る思わず笑ってしまうコミカルなシーンはお笑い芸人ビートたけしの面目躍如といったところでしょう。

ただ、『全員悪人』というキャッチフレーズは、たしかにそうなのですが、深みはないです。
ストーリーは平凡で、結末は容易に想像できます。
某国大使館を舞台にしたエピソードは冗長で、退屈です。
ヤクザの権力抗争以外に、なにかサイドストーリー的なものがあれば、
もっと引き締まった感じの映画になったのではないでしょうか。

ともあれ、久しぶりに北野監督のバイオレンス映画が観られただけで満足です。
次回作の振り子はどこに振れるのでしょうか?


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[ 2010/06/13 17:35 ] 映画 邦画編 | TB(0) | CM(0)

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