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そもそも、なぜ野宿旅なのか?

彼女相手に差しつ差されつ、もしくは野郎どもとドンチャン騒ぎ。
温泉旅館に泊まって、舟盛りとか、会席料理とか、腹いっぱい食べて
酒飲んでへべれけになって……。
温泉につかり、ふかふかの布団でおやすみ~。
いいですね。ゴクラク、極楽です。

なのに、なぜ野宿旅なのか?
一言で言うと『旅』というものにこだわりというか、憧れがあるからです。
温泉旅館やリゾートホテル、キャンプ場に泊まるのは、
『旅』ではなく『旅行』だと思うのです。
単なる言葉遊びに過ぎませんが……。

宿泊地を決めた時点で、『旅』は自由を喪ってしまいます。
チェックインの時間から逆算してスケジューリングせざるを得なくなります。
「宿に着いたら、その辺散歩して、風呂入ってからメシやな~」
とか、
「ほんなら昼メシは、○×SAやな」
といった具合です。
せっかく日常から解き放たれ、休日を自由に過ごそうと思っているのに、
これでは、仕事しているのと大差ありません。

チェックインしたらしたで、やれ
「メシは何時に食え」
「風呂は何時までにはいれ」
「露天風呂は○時で、男女交代やから、間違ったら承知せぇへんど!」
「朝メシは何時に食いさらす」
「浴衣・スリッパのままでロビーに出よったらブチ殺す!」
てなことを、言い方を丁寧にかえただけで、延々聞かされるのです。

ぼくは、自分の好きなように時間を使いたいのです。
距離を走りたいときは、トイレ以外ろくに休憩も取らず、
コンビニのおにぎりとか、パンを食って、ひたすら走ります。

「今日はのんびりしたいな~」
と思うときは、昼過ぎくらいに野宿地を決めて、
早々と缶ビールのプルトップをあけるときもあります。

目的地は決めません。
目的地を決めようとすると、何日も前から、あれやこれやと悩まないといけません。
そんなん、しんどいです。
だから、前日くらいにだいたいの方向を決め当日の朝走り出します。
高速に乗るかどうかも気分次第です。
どこのインターで降りるかも、なにもかもです。
気分がのらないと、そのまま家に帰ったりもします。

夕方になっても野宿地が見つからないときはドキドキします。
野宿に適した場所など、この日本では、そう簡単にみつかりません。
車なら、いざとなればどこにでも寝られますが、
バイクや徒歩のテント泊では、そうもいきません。
やっと、寝場所が決まったときは心底ホッとします。

自由と不自由とは表裏一体。
責任と無責任も紙一重。
今日も数々の矛盾、理不尽さを抱えつつ、
「酔うたもんがちやで~」
とロレツもまわらぬまま、かっぱの夜は更けていくのでした。

[ 2010/06/27 22:36 ] 野宿について | TB(0) | CM(4)

雨が降っています。
正直、キライじゃないですけどね、雨……。
もちろん、通勤途中の雨なんかはイヤですけど。

いまは鉄筋のマンションに住んでいるので、ほとんど聞こえませんが、
以前は木造の一軒家に住んでいたので、そのころはもっと雨音を身近に感じられました。
特に用事のない休日の昼下がり。
缶ビール片手にベランダに出て、ボーっと雨を眺めているのはよいものです。

雨の日の野宿も、なかなか乙なものです。浸水しないかぎりは。
トイレなんかは困りますけど。
雨音を聞きながらヘッドライトで本を読んだり、考え事をしたり……。

朝、まだ雨が降っていると
「さて、どうやってテントから出たらえぇもんやら」
と、悩んでしまいます。
傘は持ち歩かないので、濡れたくなければ合羽を着るしかないのですが、めんどくさいんですよね~。

雨があがり、陽がさしてくるとグングン気温が上がっていきます。
山の中で野宿してる時など、山肌からどんどん水分が蒸発していきます。
その光景を見ていると、
「やまない雨などない」「明けない夜などない」
という言葉が実感できます。
それほど『おひさん』のパワーは偉大だということですね。

さあ、朝日に向かって走るか、朝日を背に受けて走るか。
旅を続けるのか、日常に還るのか。
ケース・バイ・ケースやけど、とりあえずクラッチレバーを握って
ギヤを一速にいれ、今日もトコトコ走りだすことにしますか。

[ 2010/06/18 22:19 ] 野宿について | TB(0) | CM(0)